ラボでは教育活動とともに、スキルアップ講座の開催、および実践研究、教師研修など、日本語教師各々の成長に資する活動も行っています。今までに開催したスキルアップ講座の情報、研究実績等をご紹介いたします。また、随時行っている教師募集の要項もご覧いただけます。
- 日本語教育 中上級レベルの「面接」:「型」から「説明力」へ
-ポジティブフィードバックについて考える-(オンライン講座)
- 2023年1月23日(月)~2月20日(月)
毎週月曜日 全5回(オンライン)
今回の講座では、日本語教育中上級レベルにおける「面接」について考えます。
中上級レベルの「話す」授業の一つとして、「面接」が考えられます。学習者はその進路によって、さまざまな面接の対策をすることになります。対策としての面接では、マナーや予想される問いに対する模範解答などを学習することが多いのですが、もう少し突き詰めてみると面接は、受験者の「説明力」を問う試験であることが見えてきます。
そこで今回の講座では、面接に対応できるための説明力とは何か、具体的な事象に対する説明から、抽象度の高い内容の説明へと進めるにはどうしたらいいか、また、学習者の発話に対してどのようなフィードバックが求められるのかを考えます。さらにテストとしての「面接」では、どのように評価することが必要かを考え、このことを受講者の皆さんとともに共有していきます。
●開講時間: 17:30-20:20(80分×2)
※講座はすべてZOOMを利用して、オンラインで行ないます
●内容: 中上級レベルの日本語教授内容
- ▼こちらもご覧ください
- スキルアップ講座23冬(月)「面接」スケジュール
- 日本語教育 中上級の授業
学習者の意見を引き出す教師の「発問力」(オンライン講座)
- 2023年1月27日(金)~2月24日(金)
毎週金曜日 全5回(オンライン)
中上級の作文では、「正しい」だけではなく、学習者の意見や、独創的なアイデアが求められます。EJUの記述問題や小論文では、読み手に伝わる「型」を学ぶことと同時に、学習者自身が内省し、自分の意見を他者へ伝えることが重要となります。しかし、それは最初からうまくいくものでもありません。そこでは、学習者自身の内省を促し、自らの考えを見つめることができるように教師が発問し、自己認知へと導く必要があます。
今回の講座では、講師の発問の種類などを共有し、実際の授業の中で講師がどのように学習者に働きかけることで、彼らの意見や感想を十分に引き出すことができるのかを、参加者の皆さんとともに考えていきます。
●開講時間: 17:30-20:20(80分×2)
※講座はすべてZOOMを利用して、オンラインで行ないます
●内容: 中上級レベルの日本語教授内容
- ▼こちらもご覧ください
- スキルアップ講座23冬(金) 「発問力」スケジュール
- ▼詳しくはこちら
- 講師募集概要
- 黒崎亜美ほか(2018)
- 「研究発表の授業における認知プロセスの外化 –上級のアクティブラーニングを考える–」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 黒崎亜美ほか(2017)
- 「『アクティブラーニング』の考え方を取り入れた授業実践の試み」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 黒崎亜美ほか(2016)
- 「言語習得の側面から捉えた Information Transfer 授業の実践 –初中級におけるノート テイキング準備のカリキュラムの一提案–」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 黒崎亜美ほか(2015)
- 「アカデミックジャパニーズ習得を目指すノートテイキング授業の実践 -初級から上級にいたるまでのカリキュラムの一提案-」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 岩瀬理美ほか(2013)
- 「日本語学校終了後に生かせる口頭発表技術の評価項目の作成」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 黒崎亜美ほか(2012)
- 「上級におけるレジュメを用いた発表活動の授業の試み」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 黒崎亜美ほか(2011)
- 「流暢さに注目した音読活動の提案」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 大手山藍衣子ほか(2010)
- 「中級レベルにおけるノートテイキングの授業」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 黒崎亜美ほか(2009)
- 「マーケティング・ディベートの実践 -上級会話・アカデミック・ライティングへつなげる-」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 黒崎亜美(2008)
- 「上級におけるマンガを用いた算出能力を伸ばす授業の試み」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 牧原紀子ほか(2005)
- 「中級後半学習者のための会話授業 -聞き手の役割に注目した会話授業およびそのフィードバックの考察-」 実践研究フォーラム 日本語教育学会
- 丸山伊津紀ほか(2004)
- 「現職日本語教師対象『ピア・レスポンス体験研修』の検証」実践研究フォーラム 日本語教育学会
- 黒崎亜美ほか(2004)
- 「中級前期の作文指導 -『文作』から『書く』へ-」 実践研究フォーラム 日本語教育学会
- 井上正子ほか(2012)
- 「初級における『サバイバルタスク』の実践報告」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 中山康昭ほか(2008)
- 「非漢字圏学習者のための『エリンが挑戦!にほんごできます』を使った漢字授業の実践」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
- 黒崎亜美・松下達彦(2009)
- 「中上級日本語学習者による形容語彙の産出 -韓国語母語の学習者の場合-」 『日本語教育』141号、46-56
- 黒崎誠ほか(2003)
- 「上級日本語学習者に対するポジショニングマップを用いた語彙指導 -印象・感想を述べる手段としての形容詞-」 『日本語教育論集』19号、29-40
受講者受付中!!
受講料 17,500円(税込み)(学割:12,000円)
※大学生、大学院生の方は、学生割引の対象となります。
※講座はすべてZOOMを利用して、オンラインで行ないます。そのため、受講に当たっては、事前にZOOMのアプリをインストール(無料)していただく必要があります。その点を、ご了解ください。
受講を希望される方は、
info.labo.japanese@gmail.com
にご連絡ください。
申込書をお送りいたします。
受講者受付中!!
受講料 17,500円(税込み)(学割:12,000円)
※大学生、大学院生の方は、学生割引の対象となります。
※講座はすべてZOOMを利用して、オンラインで行ないます。そのため、受講に当たっては、事前にZOOMのアプリをインストール(無料)していただく必要があります。その点を、ご了解ください。
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今までの講座についてはこちらをご覧ください。
● 教師募集
教育実践とともに研究にも力を入れている学校です。私たちとともに日本語教育の発展を目指して進んでいく意欲を持った方を募集しています。現在、2023年4月、もしくは7月から当校で日本語教師としてお手伝いいただける方を募集しています。詳しくは以下をご覧ください。
● 教師研修
私たちは教育実践を研修ととらえ、より良い日本語教育を目指して常に努力しています。その一環として、年4回、学内教師研修会を企画、実施しています。その様子をご紹介いたします。

● 日本語教育学会等での研究発表
日本語教育学会等での主な研究発表を以下にご紹介いたします。